名前も知らない同級生。
いつも彼だけが、ひどく鮮やかに見えたーー。
いつでも人の輪の中心にいる人気者だけど
どこか冷めたところがあるイケメンの青山翔太と、
特進クラスに在籍する成績優秀で一匹狼な千川陽。
クラスも名前も知らないけど、
顔だけは互いに知っている。
そんな対照的な同級生が、
ある日、屋上へと続く人気のない階段で出会った。
その日から屋上は二人だけの秘密の場所にーー。
沈黙さえ居心地がいい
穏やかな時間を共有するうちに、
どちらからともなく惹かれ合っていくが、
陽には後ろめたいことがあって……?
ーーーなんでオレとキスしたの?
レビュー(5件)
オリジナルボーイズアンソロジーに連載の作品の単行本です。書下ろしを加えた1冊となっています。電子書籍と違い、カバー下も楽しめるのが単行本の魅力です。
好きが溢れる2人が最高
【陽、超好き。 オレの恋人になって(翔太)】 エロス度☆ 名前を知らないけれどお互いの存在や視線を意識していたDK2人の恋物語。 透明感がある青春BLで、些細なことがきっかけとなって友達となり、徐々に友情を越えた感情が芽生えていく擽ったさがたまらない。 また、檻に囚われた学生らしく、2人とも内に吐き出すことができない泥を持つ。 隣にいるだけで呼吸がしやすく、居心地がいい特別な時間。 お互いの存在や言葉が過去から前に進む光となり、臆病な心や気持ちをぶつけることによって恋に至る道が尊い。 陽のトラウマになった友人視点の後悔と願いも切なすぎて胸が張り裂けそう……。 陽と神田の拠り所になっていた切ない関係や翔太の友人・瑞希とジュンの存在の有り難さ、ストーリー重視で濡場が逆に蛇足になってしまう作風が最高!