美食と陶芸で名を成した芸術家・北大路魯山人。1922年以前、東京や京都を起点としながら、滋賀県長浜市、福井県鯖江市、石川県加賀市など北國路を往還した時代の書画や篆刻の作品も遺されている。実はこの数年間が彼の人生において大いなる助走の時期であった。本書では、福田大観と名乗っていた大正前半の彼の動きや作品を中心に、その具体像、背景を探ることにより、「日本の美」を創造した魯山人の実像に迫る。
はじめに 北大路魯山人のイメージ
第一部 房次郎から福田鴨亭まで
第一章 京都での日々
第二章 東京での日々
第二部 東京から江北、越前、加賀と京都
第一章 中国帰り
第二章 江北へ
第三章 京都との往還 内貴清兵衛との出会い
第四章 越前、そして加賀へ
第三部 魯山人登場 桃山復興
第一章 美食倶楽部から星岡茶寮
第二章 房次郎の転換とその背景
おわりに
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