何が作品を芸術にするのか?
ポップアート以降の芸術論を牽引し、現代美学に多大な影響を与えた著者の遺作。1984年の重要論文「アートの終焉」を特別収録。アートを理解するためのコンパクトな歴史と理論が詰まった一冊。
「包括的な特徴など何も存在しないがゆえ、アートの定義は不可能であると、指導的な美学者たちは基本的に定めてきた。そこにおいてアートとは、せいぜいのところ一つの開かれた概念にとどまる。しかし、私見によれば、アートは一つの閉じられた概念である必要がある。ある形式(フォーム)のアートがなぜ普遍的であるのかを説明するような、何らかの包括的な特質が存在しなければならない。」(本書より)
緒言
第1章 目覚めながらの夢
第2章 修復と意味
第3章 哲学とアートにおける身体
第4章 抗争の終焉ーー絵画と写真の間のパラゴーネ
第5章 カントとアート作品
第6章 美学の未来
附論 アートの終焉(一九八四年)
訳者あとがき
人名索引
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