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いつの世までも あなたを思う 母と子、そして家族を描く感動の物語、待望の文庫化! 母の予定に付き合う約束で沖縄に里帰りしたリョウ。実の母は子供の頃に亡くなり、再婚してリョウを連れ沖縄に移り住んだ父ももういない。休暇は三日。家族の思い出の場所をめぐるうち、リョウは不思議な感覚にとらわれる。この三日が、恐らくタイムリミット。三日目が終わったら……終わったら、どうなる? 「過去は変えられない。分かるよね?」 「言いたかったことは、今の君が言えばいい」 「頑張れ。君はもう大人なんだから」 一体、ぼくに何が起こっている?
レビュー(165件)
主人公と家族との不思議なふれあい。やっぱりこの作者の作品は面白い。
けっこう久しぶりな有川浩作品。 一時期の勢い(怒涛の新作ラッシュ&映像化)は沈静化して、ペースを調整してゆっくりじっくり新作へ取り組む?ような姿勢になったのだろうか。何とも言えませんが、どちらがいいのかは作者自身の問題、読む側は作品の出来がすべて。 正直なところこの作者さんはここのところはあまりこれといった当たりが無いようにも思えてきていたんですが、今作はけっこう好きかも。 まぁ個人的には過去作の方が圧倒的に好きなんですけどもww
本筆者の作品の中では、本品の評価は下の方ですね。ただ、この人の作品は胸が苦しくなります(良い意味で)。
面白い
好きな作家さんで、作品じたいも良かったです。 文庫になるのが待ち遠しい作家さんです。
いい話です。読者それぞれが感じるところがあることでしょう。そんな作品です。