“理屈抜きで動物好き”の博士が暮らす不思議の森には、発見の驚きと喜び、笑いと涙があふれているーー。抜け目ないやつ、駄目なやつ、可愛らしいやつ、凄いやつ。キタキツネ、エゾタヌキ、ヒグマ、イタチやカワウソ。カッコウ、キツツキ、カケスにモズにクロツグミ……。北海道の山野を舞台に、多彩な動物が主役を演じる14の物語。
生態、変異、適応、すみ分け、種間競争、絶滅と保護。生きものと自然環境、拡大する人間社会が織りなす世界の多面性と奥深さを、明快でユーモアあふれる筆致で描く。科学者の観察眼と探究心、動物たちへの愛情と温かいまなざしが心に響く、珠玉のエッセイ集。〈名著『イワナの謎を追う』(岩波新書)の著者による幻のデビュー作を復刊〉
キツネの七変化
キツツキと木つつき
タヌキの冬
カインの末裔
種の輪郭
ヒグマ数理学
エゾリスとチョウセンゴヨウ
鳥のなかのサル
モズと先生
心のカワウソ
アオサギの挽歌
イタチ風雲録
スズメのお宿
私のクロツグミ
あとがき
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