医学のあゆみ 生体内リプログラミングによる個体生命機能の制御 284巻11号[雑誌]
・iPS細胞の樹立成功に代表されるように、一過性の転写因子の発現誘導により転写ネットワークの書き換えが可能であり、さまざまな細胞種において細胞アイデンティティの転換、すなわちリプログラミングが実証されている。
・生体内リプログラミング技術の進歩により、細胞運命転換を介した個体生命機能への人為的な介入が可能であることが示され、再生医療の開発のみならず、さまざまな疾患に対する治療戦略開発にも適用されつつある。
・本特集では、生体内リプログラミングによる生命機能制御の可能性やその疾患研究への応用、さらにはリプログラミング技術により解明された臓器機能の恒常性維持機構の知見について、最新の研究成果を解説いただく。
■ 生体内リプログラミングによる個体生命機能の制御
・はじめに
・ダイレクトリプログラミングによる心筋再生
〔key word〕線維芽細胞、心筋細胞、心筋再生、再生医療
・リプログラミングによる免疫応答制御
〔key word〕CAR-T細胞、制御性T細胞(Treg)、エピジェネティクス、疲弊
・リプログラミングによる神経再生
〔key word〕ダイレクトリプログラミング(直接分化転換法)、グリア細胞、iN細胞(induced-neuronal cell)、神経再生
・Plagl2発現誘導およびDyrk1a発現抑制による老化神経幹細胞の機能的な若返り
〔key word〕神経新生、神経幹細胞、老化、Plagl2(pleiomorphic adenoma gene-like 2)、Dyrk1a(dual-specificity tyrosine-phosphorylation-regulated kinase 1A)
・生体内ダイレクトリプログラミングによる皮膚再生
〔key word〕生体内ダイレクトリプログラミング、機能的上皮組織再生、アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター
・生体内リプログラミングによる膵島細胞の増殖誘導
〔key word〕生体内リプログラミング、β細胞、再生治療
●TOPICS
癌・腫瘍学
・がんが宿主の肝臓に異常をもたらすメカニズム
免疫学
・CD300a阻害による脳梗塞後の神経障害の軽減
●連載
医療DX--進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識
・12.不眠医療のデジタルトランスフォーメーション
〔key word〕不眠、治療アプリ、脳波、うつ病のバイオマーカー
救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ
・2.海でのトラブルーー毒と棘
〔key word〕海洋生物、ウニ、クラゲ、魚、ビブリオ・バルニフィカス、刺傷
●フォーラム
医療MaaS--医療と移動の押韻
・6.最強の勉強法
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
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