人気作家・岩佐友が死去。人嫌いで通っていた岩佐だが唯一、交流があったのが同業の古谷悠。岩佐が遺した「すごい遺稿」を求め、古谷は編集者の美智とこれを探す。評伝を書くのが目的なのだが……ミステリ、とりわけて警察小説では定評のある堂場瞬一氏。もしかしたらエンタメに飽き足らなくなったのか、純文志向を取り入れて構成した意欲は買うが、いかんせん、つまりはエンタメの作家。文体に無理がある。その分マイナス。,いまひとつ物語に共感を得られず入り込めなかったのが残念だった。,展開がつまらない。 「屈曲の海」は何だろうと思う。 作者の名前で売れているかと思うが、 そろそろネタ切れかと思える。
レビュー(21件)
純文とエンタメ
人気作家・岩佐友が死去。人嫌いで通っていた岩佐だが唯一、交流があったのが同業の古谷悠。岩佐が遺した「すごい遺稿」を求め、古谷は編集者の美智とこれを探す。評伝を書くのが目的なのだが……ミステリ、とりわけて警察小説では定評のある堂場瞬一氏。もしかしたらエンタメに飽き足らなくなったのか、純文志向を取り入れて構成した意欲は買うが、いかんせん、つまりはエンタメの作家。文体に無理がある。その分マイナス。
いまひとつ物語に共感を得られず入り込めなかったのが残念だった。
展開がつまらない。 「屈曲の海」は何だろうと思う。 作者の名前で売れているかと思うが、 そろそろネタ切れかと思える。