【特集 東大寺二月堂修二会】
ー伝説と今が交錯するー
修二会創始・実忠和尚が目指した兜率天の世界
今年で1274回目を迎える東大寺二月堂修二会。
東大寺開山の良弁僧正の高弟・実忠和尚(726?〜?)は、
兜率天の行法を人間界でも行いたいと願った。そして、天平勝宝四年(752)に修二会が創始された。
修二会の行法はその形式、人数、時代とともに少しずつ変化を遂げてきた。
記録に見る修二会の初見は、会中(えちゅう)に練行衆が記録する
『二月堂修中練行衆日記』で平安時代の保安5年(1124)である。
室町時代初期に二月堂縁起絵詞が、後期に二月堂縁起絵巻が制作され、
実忠和尚の目指した兜率天の世界を伝えている。
その根本となる修二会創始者、実忠の兜率天への想いは、
悔過会の間に組み込まれることで、練行衆へと受け継がれてきたともいえる。
特集では、実忠和尚が目指した兜率天の世界を絵巻が語る伝説、法会、記録の3つから探る。
【特集】東大寺二月堂修二会
04 -伝説と今が交錯するー
修二会創始・実忠和尚が目指した兜率天の世界
16 実忠和尚が始めた悔過会とは何か
華厳宗大本山 東大寺執事長 上司永昭師インタビュー
【連載】
02 四季・彩 大和 写真・文/谷沢重城
「春の雪」青によし寧楽の宮古は銀世界
18 奈良発!古代スイーツ再現 文/前川佳代
「甘葛煎再現実験の軌跡〜その2〜」
20 文化財学講座 文/大河内智之
「美術資料から見る地域史⓰豊臣秀長と下御門仏師2-東山大仏の造像ー」
22 新大和人物志 文/谷山正道
「千葉清蔵」
24 続・続・大学的奈良ガイド 文/磯部敦
「点と線ーー横田俊一とその周辺」
27 Bookレビュー 協力/奈良県立図書情報館
28 文・阿波谷俊宏
「お参り」
29 奈良スケッチ 画/杉本哲也 詩文/寮美千子
「回想 興福寺の塔」
30 古墳 みて、ある記
「奈良市の古墳『佐紀高塚古墳』」
31 やまとの石仏 写真・文/勝野一
「称名寺1 三体石仏」
32 大阪市立美術館
「NEGORO 根来ー赤と黒のうるし」
36 あべのハルカス美術館
「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」
40 報道2025
42 イベントガイド
「伝統行事・寺社の行事・特別公開等」
52 奈良のむかし話〜大和ゆかりめぐり〜 写真・文/大久保千広
「弁慶が打ち込んだ釘の長さは?」
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