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染料植物270余種の染色の色見本と、煮染め、藍染めなどの染色技法をまとめた草木染の決定版的な書籍です。色見本は、1つの植物につき、素材(シルク、ウール、コットンなど)の各々に、媒染剤3種を使用した計12パターンの色見本を紹介。染色の技法(基本から応用まで)も細かく紹介しているので、染色好きな人の必携本といえる書籍です。 ■目次 Part1 基本の染め Part2 草木染め図鑑 キッチンにあるもので染める 草花で染める 市販の染料で染める 樹木で染める ハーブで染める 花と実で染める 花びらで染める Part3 いろいろな染色方法 Part4 特別な染め方 Part5 役立つ知識編 ************************** Part1 基本の染め Part2 草木染め図鑑 キッチンにあるもので染める 草花で染める 市販の染料で染める 樹木で染める ハーブで染める 花と実で染める 花びらで染める Part3 いろいろな染色方法 Part4 特別な染め方 Part5 役立つ知識編
レビュー(21件)
ウールの色見本としてはイマイチ
突然草木染をやってみたくなり、最初に購入した本がこちらです。その後、本を計4冊購入、Youtubeの動画を見まくり、実際に複数種類10回くらい染色してみた、2か月の経験からのレビューです。 どこかで素敵な作品を既にご覧になったことがあり、草木染をやってみたいぞ!と思う強い動機があるなら、最初の1冊、もしくは2冊目に良い本だと思います。 ただ、まだどんな色が出るのか知らない方がこの本から入ると、地味な色に見えて自分でやる気を失うかもしれません。それくらい、なんだか色見本の彩度が地味なものばかりです。 その理由は、この本はあらゆる染料と繊維を原則一律に同じ条件で染めた結果比較することを目的にしているからです。 その結果、植物繊維より染まりやすい繊維であるウールは全体的に色が濃すぎ、多くが単に茶色。 自分で染める場合には、もっと染料を薄くすることで、染料ごとの違いが出るはずです。 また各染料について著者の思う最も美しい色の出し方をレクチャーする類の本ではないので、要らない色を先に捨てて・・・などの引き算の工程を経た場合に出てくる美しい色の見本や、やり方のレクチャーはありません。 それから、「どこで入手できるんだろう・・・?」という見たことも無い植物が多く含まれる一方で、カラスノエンドウやアボカドのような、身近な植物、最近人気の植物はカバーされていなかったりもします。 言いたいことは、買う価値のある良い本だけれども、「この1冊さえあれば草木染が楽しめる」とは言えないなということです。
たくさんの実験レポート、定着材による発色の違い、日光耐性の違いなど科学的な手法で細かなレポートがt書かれている。凄い本です。ここまでのデータを作るのはかなりの時間と努力を要したことと思います。購入して大変満足しました。
迷いましたがレビューの良さで選びました。 庭の樹木やキッチンにある素材などいろんなものを使って染めることが出来、しかもカラーサンプルがこれでもかと言うくらい載っています。また布だけでなく糸や紙、いろんな素材を染められる手順もあり、これ一冊あれば迷うことがなさそうです。買ってよかったです。
すごく沢山の種類の染め見本がカラーで記載されています。見ているだけでも楽しい。 身近な植物でやってみたいと思える本でした。
麻のサンプルが欲しかった
サンプル写真の量が圧巻です。 何も知らない初心者ですが、これ1冊で当分は楽しめそうです。 電子書籍よりも紙の本がおすすめです。 草木別にシルク・ウール・綿の染まり具合をカラーで紹介してくれていますが、私の目的の麻が載っていなかったので☆を1つ減らしました。 でも大体の色味は分かるので参考にしながら試していこうと思います。