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命は奪えても、誰にも魂は奪わせないーー。本屋大賞作家が放つ、書き下ろし大型時代エンタメ。小説版「十一人の賊軍」! 戊辰戦争のただ中、侍殺しの罪で捕まった駕籠かき人足の政(まさ)は、薩長率いる「官軍」から砦を守るよう命じられる。勝てば無罪放免、負ければ死。共に戦うのは、あらゆる悪事を犯した十人の罪人たち。果たして、彼らは生きて帰ることができるのかーー。強者の狭間で足掻く者たちの熱き闘いを描く、極上の時代アクション! 映画「十一人の賊軍」 主演:山田孝之 仲野太賀 監督:白石和彌 原案:笠原和夫 脚本:池上純哉 2024年11月1日(金)公開!! (C)2024「十一人の賊軍」製作委員会
レビュー(21件)
映画「十一人の賊軍」よりずっといい!
映画「十一人の賊軍」を観て、なんかモヤモヤと納得いかない感が残ってしまったので、冲方丁の小説を読んでみました(原作だと思ったら、映画のノベライズでした)。 映画でモヤモヤしていたところが全部いい感じに変わっていて、断然小説の方がいいです。主人公の政なんて、映画では「なんだこの最低男」にしか見えなかったけど、小説では妻との馴れ初めが丁寧に描かれていたので、政の気持ちもわかるというか、そもそも映画のような「最低な行動」はしていないので、すっかり「いい奴」でした。 それにしても、ラストの方は映画と全然違っていて、ノベライズなのにいいの? と思ってしまいましたが、ノベライズの方のラストの方が断然いいです(映画は救いがなさすぎる)。 映画「十一人の賊軍」を観て「イマイチ」と思った人は、冲方丁の小説「十一人の賊軍」を読むことをお勧めします。