ひとは、一生治らない病気や死に直面するような病気の宣告を受けた場合、身体的、精神的に追い込まれることがある。そういう場合であっても、ひとは、苦しい状況から立ち上がり、生きていこうとする。私たちは、そうしたひとに出会うと、ひとの真の強さ、素晴らしさを感じることができる。本書で筆者が注目しているのは、慢性疾患(維持透析治療を受けている)患者が苦悩の状況にありながらも、自らを励まし、力づけ、自らを少しでも楽にしようとする「こころの内発的な自己治癒活動の存在」である。本書は、著者の学位論文をもとに、調査研究から、事例研究まで臨床現場で得られた生の声や資料を一般の読者にもわかりやすく整理し、伝えようとしたものである。
序論
第1章 維持透析患者の支援状況
第2章 維持透析患者の心理分析と内発的な自己治癒活動との関係
第3章 維持透析患者への心理面接とからだへのアプローチ(動作法)による支援
第4章 総合考察ー内発的な自己治癒活動の支え方
引用文献
あとがき
索引
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