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ヒルドとの戦いで負った矢傷が癒えたトルフィンは、ヴィンランドに平和の国を作るため資金調達の旅を再開する。時を同じくして、世の中が平和になり戦争がなくなってしまったと嘆く猛将・トルケルのもとにヨーム戦士団の幹部・フローキがなにやらキナ臭い話を持ち込む。奇しくも、ヨーム戦士団の本拠地があるヨムスボルグはトルフィン一行が辿ろうとする航路の途中に位置していた。新たな戦いの火種がトルフィン一行に襲い掛かる! 借り物の命 ノルウェー出立 バルト海戦役1 バルト海戦役2 バルト海戦役3 バルト海戦役4 バルト海戦役5
レビュー(18件)
まだまだ
骨太のビルドゥングスロマンの本書 まだまだ佳境が続きます、いつ終わるのかですね
買って良かったです。
シリーズ安定の面白さでした。買って良かったです。
幸村誠』氏が描く北欧歴史漫画第18巻です。ヒルドとの戦いで負った傷をいやしたトルフィンたちは再び旅を続けます。そんな旅路で平和な世を嘆くトルケルと出会ったトルフィンはフローキの画策による新たなトラブルに巻き込まれます。トルフィンたちは無事ヨムスボルグを通過できるのか?続きが気になる次第です。
「狼は羊の群れの中では暮らせぬ」
暴力が支配する無法の時代、人間の尊厳なんてない。力ある者だけが生き残る、ある意味自然摂理には合致している。なまじ人は知恵を持ったからいけないのか…。守る力のない平和は、平和と言えるのか。そもそも、恒久的な平和がないんだから、戦争と戦争の間が平和な時代と言われるだけ。平和をつくるってことは、戦争を終わらせるってことなんだから、力が無きゃ出来ないってこと?トルフィンはどうやって平和な国をつくるつもりなんだ。 難しい話。でも、戦いのシーンは迫力があって面白い。しっかり描き込まれていてかっこいい。