誰もが一度は死に思いをめぐらせ,ばく然とした不安を感じたことがあるでしょう。この本では生と死の境や細胞と死のメカニズム,DNAと進化の関係など,さまざまな切り口から死についてせまりま す 。科学を通して死と向き合ってみませんか。
プロローグ
「死」は生きるものの宿命なのか
生と死の境界線とは
生死を分ける境界はどこにある?
死とは心臓の停止か? 呼吸の有無か?
「植物状態」は死ではない
法律では,脳死は人の死ではない
4分の酸素不足で脳細胞は死にはじめる
ニューロンの“最後の現象”がとらえられた?
Coffee Break “臨死体験”とは何か?
死への道のり
心臓が止まるまでの「負のサイクル」
脳の老化は20代からはじまる!
年齢とともに老化する私たちの体
「老衰」は死因に含まれない
老化を防ぐための過ごし方
Coffee Break のびつづける世界の平均寿命
細胞の死とは何か
体をつくる細胞の死とは
やがて自死するタイプの細胞
分裂せず,寿命が長いタイプの細胞
細胞の積極的な“自殺”,「アポトーシス」
細胞の老化による死,「アポビオーシス」
細胞分裂の上限を決める「テロメア」
Coffee Break 永遠の命を生きる死なない細胞
生物の死の起源
分裂しつづける細菌の生命は永遠?
死が「オスとメス」のシステムを成立させた
ゾウリムシにみる「原始的な死」
Coffee Break クマムシも寿命には勝てない
DNAからみる死と進化
生物の遺伝情報「DNA」とは
DNAは活動するだけで傷だらけになる
DNAの傷は修復されつつたまる
死は傷だらけの遺伝情報を断ち切る工夫
DNAの傷は進化にも結びつく
生物によって寿命がことなる理由
Coffee Break 細胞の老化を遅らせる長寿遺伝子
死への向き合い方
体の変化から死期を予測できる?
年齢が高くなるほど死への恐れが減る
死を受け入れるまでの心の動き
心と体の苦痛をどうケアするのか
安楽死や尊厳死の権利を考える
エピローグ
ヒトは科学で死を克服できるか
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