終盤は、嵐のような展開、ここまでやってくれる?そんな感想です。 私、大人だから、読書で寝不足になるような、そんな無茶はしませんよぉと、上巻までは思っていたのに、見事に終盤はまってしまい、この下巻では、仕事の忙しい時期につらい思いまでしてしまいました。 寝不足の翌日、続きを読みながらどうしても眠くなって、だいたい読み終えたからと眠りましたが、まさかその後で、またあんな展開になっていたとは・・・。 良くも悪くも、重さはないですが、ストーリー展開も、ミスリードの仕方も素晴らしい。 最近お気に入りの作家の本がなくて、つまらなかったのですが、久しぶりに、面白く読み終えました。,通常、一冊の本の中では、基本的に人称や視点は統一し、ころころ変えてはいけないとされています。読者が、どの視点で読めばいいか、本という物語の中をどの登場人物と旅をすればよいか混乱するからです。 しかしながら、この場合、しばしば相手の心の中の思いまでは表現できない場合がある。それをすべて口で語らせていたらくどいです、非現実的です。 そういったお約束を見事に取っ払ったのが本作です。段落ごとに視点が飛ぶ飛ぶ。中には、「刑事の頭の中で想像している犯罪シーン、スタート」みたいな記述までありました。 おそらく登場人物の心境をすべて本の中に盛り込もうとしての試みでしょうが、これは反則技であり、その結果、ところどころ非常に増長な部分があります。 それでも、最後までぐいぐいと引き込まれて読んだのは、おそらく物語の力がすごいからでしょう。 特に「名声を得た作家にとって殺人で糾弾されるより恐ろしいことは?」という点でうなりました。 文章や記述としては粗削りですが、読み物としてはすばらしいと思います。
レビュー(22件)
だいたい読み終えた、は勘違いです(笑)
終盤は、嵐のような展開、ここまでやってくれる?そんな感想です。 私、大人だから、読書で寝不足になるような、そんな無茶はしませんよぉと、上巻までは思っていたのに、見事に終盤はまってしまい、この下巻では、仕事の忙しい時期につらい思いまでしてしまいました。 寝不足の翌日、続きを読みながらどうしても眠くなって、だいたい読み終えたからと眠りましたが、まさかその後で、またあんな展開になっていたとは・・・。 良くも悪くも、重さはないですが、ストーリー展開も、ミスリードの仕方も素晴らしい。 最近お気に入りの作家の本がなくて、つまらなかったのですが、久しぶりに、面白く読み終えました。
読ませる力はすごい
通常、一冊の本の中では、基本的に人称や視点は統一し、ころころ変えてはいけないとされています。読者が、どの視点で読めばいいか、本という物語の中をどの登場人物と旅をすればよいか混乱するからです。 しかしながら、この場合、しばしば相手の心の中の思いまでは表現できない場合がある。それをすべて口で語らせていたらくどいです、非現実的です。 そういったお約束を見事に取っ払ったのが本作です。段落ごとに視点が飛ぶ飛ぶ。中には、「刑事の頭の中で想像している犯罪シーン、スタート」みたいな記述までありました。 おそらく登場人物の心境をすべて本の中に盛り込もうとしての試みでしょうが、これは反則技であり、その結果、ところどころ非常に増長な部分があります。 それでも、最後までぐいぐいと引き込まれて読んだのは、おそらく物語の力がすごいからでしょう。 特に「名声を得た作家にとって殺人で糾弾されるより恐ろしいことは?」という点でうなりました。 文章や記述としては粗削りですが、読み物としてはすばらしいと思います。