昨今、『経営戦略全史』を始めとして、ビジネスパーソン向けの経営戦略概説書がベストセラーになることが多く、改めてその注目度がうかがわれる。
本書で著者は、経営戦略論が企業変革をうまく議論することができないと言い、これまで経営戦略論で支配的な分析枠組みだった戦略内容?プロセス論を批判的にレビューしながら、戦略の策定・遂行を実際に行っている経営組織・経営者の働きについて探究。そのダイナミズムも含め理論化している。
気鋭の研究者が、経営学におけるさまざまな議論の統合を試みた意欲的な研究であり、アサヒビールやタカラなどの事例研究、また、昨今、経営の手段として関心の高まる提携と合併についての付論も興味深い。
第I部 戦略
第1章 問題意識
第2章 戦略論学説史
第3章 戦略内容論
第II部 組織
第4章 戦略プロセス論
第5章 変化の理論
第III部 経営者
第6章 経営者
第7章 戦略変化論
第8章 戦略変化の本質
第9章 結論
付論I 提携と合併
付論2 事例研究:タカラ
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