【輸入盤】交響曲第7番『レニングラード』 アーロノヴィチ&シュトゥットガルト放送交響楽団
“攻防戦の生き証人”アーロノヴィチ
シュトゥットガルト放送響との『レニングラード』ライヴ
“攻防戦の生き証人”アーロノヴィチが振ったレニングラード交響曲という注目のアルバムが登場します。
レニングラードに生まれた指揮者アーロノヴィチ(1932-2002)。当作品成立の直接的な出来事であるナチの包囲がまだ始まる以前、彼はまだ子供でしたが生地からの避難を強いられました。彼を含む避難民を乗せた列車はレニングラード郊外100キロのあたりで爆撃を受け、数千人の乗客のうちわずかに生き延びたのは70人ほど。九死に一生を得たのち、彼は包囲の真っ最中のレニングラードまで2ヶ月かけて徒歩で帰り着きました。包囲が解けるまでは果敢にもレジスタンス活動に身を投じて、1943年には11歳の少年として異例にも国家からレニングラード防衛の功績により勲章を授けられています。
アーロノヴィチがこの曲を初めて聴いたのはまさに包囲下にあるレニングラードにおいてでした。数年後に、この作品の演奏を通じて作曲家とともに仕事をしていたとき、彼はショスタコーヴィチに戦時下で同曲の演奏が彼に与えた印象のほどを語り、これを聞いたショスタコーヴィチはたいへん感銘を受けて、ふたりが一緒に仕事をするときはいつも若き指揮者に彼の話を繰り返させたものでした。
アーロノヴィチは作曲者がこの作品について述べたことをつぎのように引用しています。
「この交響曲は単にファシズムに対する勝利を祝しているわけではない。同時にそれは邪悪にたいする善の、また反啓蒙主義にたいするヒューマニズムの、死にたいする生の勝利をたたえているのです。」
このように作曲者とも親交があり、録音ではBISの第5番が知られるアーロノヴィチは自他ともに認めるショスタコーヴィチの権威のひとり。上記のような壮絶な実体験が色濃く反映されたシュトゥットガルトとの『レニングラード』ライヴが、緊張感と白熱の度合いにおいてまれにみるほどの演奏内容となっていても少しも不思議ではありません。(キングインターナショナル)
・ショスタコーヴィチ:交響曲第7番ハ長調 op.60『レニングラード』
シュトゥットガルト放送交響楽団
ユーリ・アーロノヴィチ(指揮)
録音:1993年4月20,21日、シュトゥットガルト、リーダーハレ・ヘーゲルザール(ライヴ)
Disc1
1 : Symphony no 7 in C major, Op. 60 "Leningrad"
2 : Symphony no 7 in C major, Op. 60 "Leningrad"
3 : Symphony no 7 in C major, Op. 60 "Leningrad"
4 : Symphony no 7 in C major, Op. 60 "Leningrad"
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