中国地方を中心とした弥生墳丘墓の変遷を、手工業生産や交易活動との相関をふまえて概括。弥生墳丘墓造営の根源的な事由を究明する。
第1章 弥生時代前半期の手工業
1.弥生時代の実年代と初期鉄器文化
2.玉類製作の技術とその変容
3.市場の形成と専業的生産遺跡
第2章 弥生時代後半期の手工業
1.手工業の専業化と水田稲作の拡大
2.鉄器の普及とその保有形態
3.管玉生産の変革とガラスの2次生産
4.手工業生産の集約と複合化
第3章 弥生時代後期後葉以降の手工業
1.水銀朱生産と水晶製玉作り
2.朝貢献上品の集約的生産
第4章 墳丘墓の系譜とその発展
1.弥生時代前半期の墳墓
2.弥生墳丘墓の萌芽
3.四隅突出型墳丘墓の成立と佐田谷・佐田峠墳墓群
4.備後北部における墳丘墓の変容
第5章 大型化する墳丘墓
1.丹後地域における墳丘墓の変容
2.山陰・北陸地方の四隅突出型墳丘墓
3.山陽地方吉備地域の墳丘墓
第6章 棺槨を石で囲う墳丘墓
1.石囲い木棺墓・木槨墓の成立と発展
2.石囲い墓の変遷と終焉
第7章 手工業生産の展開と墳丘墓の形成
1.手工業生産と墳丘墓グループの形成
2.弥生社会の終焉と前方後円墳の成立
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