「人間百間の魅力にあふれた、愛すべき一冊」作家・小川洋子
池之端七軒町、小石川指ヶ谷町、高田老松町、早稲田ホテル、そして終の栖「三畳御殿」へ……二十一歳で故郷岡山を出て以来、内田百間は八十一年の生涯を閉じるまで、十五回もの引越しをした。郷愁、失職、借金、息子の夭逝、妻との別居……。百間読みの達人が、膨大な作品を足がかりに百間の旧居跡を訪ね、彼の生涯と文学とを辿る。
第1章 帝大周辺・揺籃のなか
池之端七軒町
小石川久堅町
本郷向ヶ丘弥生町
蓋平館別荘
小石川指ヶ谷町
第2章 小石川・冬芽ふくらむ
白山御殿町
駒込曙町
高田老松町四十三番地
高田老松町十七番地
漱石の捨てたもの
小石川雑司ヶ谷町
第3章 市谷、四谷・未踏の地へ
早稲田ホテル
佐藤こひ
市谷仲之町
百鬼園随筆
土手三番町
火の番小屋
三畳御殿
終章 白玉楼
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