2023年7月、木原誠二官房副長官(当時)の妻・X子さんの元夫“未解決怪死事件”をめぐり、1人の元刑事が実名告発をした。警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係・元警部補の佐藤誠氏だ。
「はっきり言うが、これは殺人事件だよ! 当時から我々はホシ(容疑者)を挙げるために全力で捜査に当たってきた。ところが、志半ばで中断させられたんだ」
「週刊文春」の取材に応じ、木原事件についてこう断言した佐藤氏の告発は、大きな反響を呼んだ。
捜査一課一筋18年。数多くの殺人犯と対峙してきた佐藤氏は“伝説の落とし屋”の異名をとる名物刑事である。木原事件の再捜査においても、「X子さんの聴取をするのは佐藤さんしかいない」という結論に至り、佐藤氏は調べ官に抜擢された。
「落とせないホシはいない」と言われるほど貢献した佐藤氏について、多くの捜査員は口を揃えてこう評す。
「捜査一課のレジェンドだ!」
そんな佐藤氏が改めて語る木原事件への思いとはーー。他にも、「刑事の原点となった事件」、「時効直前でようやくホシを完落ちさせた取調べの真相」、「ギャンブル話で盛り上がり、凶悪犯の心を開かせたテクニック」など、“伝説の取調官”がこれまで誰にも語ってこなかった「捜査秘録」と「捜査のイロハ」を明かす。
レビュー(10件)
事件のお話ですが、複雑な人間関係も分かりやすく、書かれていて読みやすいです。興味深くてあっという間に読み終えましたが、何よりも佐藤さんのお人柄がよく分かり、正義感に溢れていて人情深いカッコイイ方だなと感じました。『弱いものイジメはよくない!』
この事件は話題性が沈静化し忘れられそうな今の出版です。著者の刑事魂が伝わる内容でした。無念の死は大物政治家の存在で捜査妨害しているとしか思えない。夫人は犯人ではないが犯人を詳しく知る人……遺族も無念だろうと思います。
読むのが楽しみです。こういう警察官の方が増えて欲しいと願います。
週刊文春で知った木原事件の担当刑事だったレジェンドと呼ばれた佐藤誠元警部補。安田種雄さんの捜査についての詳細がとても詳しく語られています。なぜ刑事になったのか、独特の捜査方法についても興味深く、この様な方がもっと増えたら冤罪事件など無くなるだろうなと思いました。全ての警察官に読んで頂きたいと思う一冊です。
是非読んでほしい
佐藤誠さんのラーテルの如く強大なものに立ち向かう強さ、被害者の御家族への慈悲の心にはとても敬服しました。正義とは公平公正とは、改めて考えさせられるきっかけとなりました。この本が1人でも多くの方々の目に留めていただけるといいなと思いました。