再洗礼派(アナバプティスト)は幼児洗礼を否定し、信仰洗礼のみを主張したことによって宗教改革主流派から徹底的に弾圧され、安住の地を求めて世界を旅する教会となった。
しかし彼らの信仰理解と社会実践は貴重な遺産を残している。
宗教改革500年の年、もう一つの重要な改革運動の全容を明らかにした、気鋭の研究者たちの共同執筆。
【目次より】
プロローグ
第1部 再洗礼派の誕生と受難
1 偽りの教えを説く悪魔
2 ルターから逸脱する改革者たち
3 ツヴィングリの先を行く
4 1528年の聖霊降臨祭に世界は終末を迎える
5 財産のいっさいを共同体に供出する
6 地上に降り立った新しきエルサレム
7 心霊主義とメノー派の形成
8 忌避と破門をめぐる戦い
9 ジャン・カルヴァンと改革派の再洗礼派観
第2部 再洗礼派の諸相
1 「使徒的生活」を目指す改革者たち
2 メディアのなかの再洗礼派
3 再洗礼派運動と都市
4 イタリアのラディカルたち
5 再洗礼派とバプテストの出会い
6 『アウスブント』
7 『殉教者の鑑』
第3部 近代化する社会を生きる再洗礼派
1 「宗派化」の時代を生き抜く宗教的少数派
2 「忌避」に同意しない者は破門する
3 近世から近代を生き抜くメノー派
4 フッター派の500年
5 真の信仰は決して強制され得ない
6 自由な社会の市民として生きる
7 伝統の保持、「世界」への適応
8 世界に広がる再洗礼派
9 戦後に生まれた再洗礼派教会
エピローグ
再洗礼派関連略年表
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