- 173
- 3.75
「私、結婚するかもしれないから」「すごいね」。小六の慎は結婚をほのめかす母を冷静に見つめ、恋人らしき男とも適度にうまくやっていく。現実に立ち向う母を子供の皮膚感覚で描いた芥川賞受賞作と、大胆でかっこいい父の愛人・洋子さんとの共同生活を爽やかに綴った文学界新人賞受賞作「サイドカーに犬」を収録。
「私、結婚するかもしれないから」「すごいね」。小六の慎は結婚をほのめかす母を冷静に見つめ、恋人らしき男とも適度にうまくやっていく。現実に立ち向う母を子供の皮膚感覚で描いた芥川賞受賞作と、大胆でかっこいい父の愛人・洋子さんとの共同生活を爽やかに綴った文学界新人賞受賞作「サイドカーに犬」を収録。
レビュー(173件)
よかった
初めて長嶋有さんを読みました。 読みやすいし、おもしろくて、他の作品も読みたくなりました。
子供に頼まれて購入しました。本はネットで頼むのが確実で早いです。
読後にまず思ったこと。「この子たちは、アダルトチルドレン予備軍かな…」 この子たちのいる家庭は、機能不全家族のように思えてならない。 ものすごくドライな人間関係が、かっこよかったり、意味を持つようになるのは、大人になってから、だから。 ま、小説としてはおもしろいのだろうけど。 どちらかといえば、表題作より「サイドカーに犬」の方がよかったです。
ん~
ん~なんと表現してよいやら、お暇なら読んでみても良いのでは。
独特の雰囲気があって面白かった。この作家さんはミスタードーナツにモバイルPCを持ち込んで書くそうです。まず書いて、そこから偶然を期待して世界を広げていくんだそうです。そういう書き方っていいな、と思いました。