危機の背後で蠢く巨額マネー
暗躍する中国・ロシア
日本人には見えていない世界のリアル
ハマスの奇襲攻撃に端を発したイスラエルのガザ紛争は完全に泥沼化。イスラエルはイランとも一触即発の状況にある。第5次中東戦争の危機とも言われる中、アラブ諸国はそのオイルマネーを使って、世界への投資に注力。特に、中東のリーダーであるサウジアラビアの台頭はめざましい。また、大統領選を控えたアメリカが紛争解決に及び腰になる一方、虎視眈々とオイルマネー経済に食い込み始めているのが中国・ロシアだ。中東は、まさに混迷をきわめる世界の縮図である。中東の今を通して、世界の新潮流を理解するための一冊。
レビュー(4件)
アラビア語を専門とする元外交官が著した、現在進行形の中東情勢が平易に纏められている新書である。特にイスラエルのIT技術の高さやサウジアラビアの脱オイル事業の壮大な構想など、普段の報道ではなかなか知ることができない情報が数多く掲載されている。