鳥類研究のメッカ,上田研究室の歩み。
鳥のオスはなぜきれいなのか?
他人の巣に卵を産む鳥はどう進化したのか?
鳥の声は何を伝えているのか?
鳥たちに関する不思議や素朴な疑問,立教大学上田研究室はこうした疑問にこたえるために全国から集まった鳥類学を志す若者たちの梁山泊でした。キーワードはフィールドワーク。北海道から沖縄まで,そしてオーストラリアからニューカレドニアへと,日本国内だけにとどまらず,世界のさまざまなフィールドで鳥たちの行動や生態を追った気鋭の若手研究者の貴重な成果がここに凝集されています。
行動学や生態学は欧米ではメジャーな学問分野です。しかし日本では,すぐに成果につながらない基礎研究はずっと軽視され続けて来ました。その意味で,立教大学に上田研究室という鳥類学の研究室が存在したことの意義は大きいです。
この本には上田研究室にいた若い研究者たちが,この四半世紀になしとげた野外鳥類学の貴重な成果が集められています。鳥類学ばかりではなく,行動学,生態学を志す若い研究者には必読の書です。
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