魔とは何か? 日本の王権を支えてきた影の部分を、著者は日本人の情念の歴史として捉え、死者の魔が生者を支配するという奇怪至極な歴史の裏側の流れを認めないものは、真の歴史を理解することはできないと主張する。呪術師や巫女の発生、呪詛や魔除けなどを通して、日本人特有の怨念を描く著者の眼光は鋭く、柳田国男や折口信夫がいまだ形をなし得なかった論点を直截に表現した本書が、谷川民俗学の原点といわれるゆえんであろう。
1 「学術文庫」のためのまえがき
2 怨念の序章
3 聖なる動物
4 崇徳上皇
5 バスチャン考
6 仮面の人形
7 再生と転生
8 地霊の叫び
9 魂虫譚
10 犬神考
11 狂笑の論理
12 装飾古墳
13 あとがき
14 解説
レビュー(13件)
読書日記
2017年12月22日読了 学術的エッセイみたいなの。面白くなかった。 憶えてないけど、面白くなかったことは憶えているという感じ。 なんか、書いていることが間違ってると思った。というか、一部しか見ていないように感じたような気がする。 この人は民俗学者なんだけど、どうも民俗学者はほぼ全員こんな感じなんじゃないかなと思ったりもする。そういうことを考えていたら、その理由も分かった。 民俗学とかは、よっぽど好きな人以外はそれを生業とはしない。だから、日本で有数の民俗学者とかでも、馬鹿だったりする。