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数々の名著を生み出した、組織心理学の大家、半世紀にわたる研究の集大成。 【資質ではなく、「関係の深さ」に着目したリーダーシップ】 ・英雄的な1人のリーダーに頼る組織は時代の変化に対応できない。 重要なのは、相互に信頼し、率直に本音を伝え合う「組織文化」。 ・そのような組織文化を築くためには、役割やそれに紐づく能力ではな く、「1人の人間として相手を見る(パーソニゼーション)」という、普段 の絶え間ない実践が不可欠。 【豊富な事例研究】 ・シンガポールの急激な経済成長の背景には「謙虚なリーダーシップ」 があった!? ・階層的な組織の代表であるアメリカ軍において、一人ひとりが自分で 考える文化はどのようにして生み出されたのか? ・役割関係が明確な病院において、垣根を超えた協力関係はどのよう に生み出されたのか? 【コンセプトだけでなく実践まで】 ・詳細な読書ガイドと、1人でできる振り返りの方法、そして、実践のた めのファーストステップを提示。 はじめに 第1章リーダーシップに対する新しいアプローチ 第2章文化的に定義される関係のレベル 第3章統治における謙虚なリーダーシップーーシンガポール・ストーリー 第4章医療センターをレベル2の文化へ変革する 第5章アメリカ軍における謙虚なリーダーシップ 第6章ヒエラルキーや意図せぬ結果が謙虚なリーダーシップを阻害してしまうとき 第7章謙虚なリーダーシップと未来 第8章謙虚なリーダーシップでは、「ソフトなもの」を強化する必要がある 第9章パーソナイズするーーレベル2のつながりをつくる
レビュー(14件)
リーダーシップとは関係性。 この関係性を持続するのは、固定的な文化との戦いだが、この考え方の方がずっと持続可能だと思った。 現在のさまざまな問題、答えのない問題に立ち向かうにはこのリーダーシップだと思って感動した。