啓蒙時代の礼節や行儀作法が、文明化の価値、社会慣習と誠実さとの緊張関係、人類の多様性などの問題を浮上させる。モンテスキュー、ヴォルテール、ヒューム、ルソー、カント、スタール夫人らの考察から、今日では等閑に付されがちな法・習俗・マナーの関係にまで光を当て、その考察が炙り出した政治的・道徳的問題が、現在もなお私たちの重要な問題であることを明らかにする。
序論
第一章 行儀作法と礼節──古典主義時代から啓蒙時代へ
第二章 王、法、習俗──ヴォルテールと君主政フランス
第三章 モンテスキュー、フランス、イギリス
第四章 礼節と自由──ヒュームの政治哲学
第五章 ルソー、あるいは真正さのパラドクス
第六章 礼節と道徳性──カント流の総括
第七章 啓蒙の地誌──スタール夫人の場合
第八章 アメリカと民主主義
結論
謝辞
訳者あとがき
人名索引
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