この本は、幼少期から教員時代までを振り返って、人と面と向かい合って深くかかわりあった出会いや交流を描いた自叙伝である。
密度の濃い様々な経験と学びのあった学生時代、“人は欠点もあるがどんな人も良さがある”というポリシーを持って積極的かつ主体的に関わりが持てた、教員時代(管理職時代をあえて避けた)を描いた。自ら持っている才能に気付き飛躍しようとしたが、アルコール中毒という予期せぬ事態で挫折する教え子の崎田という人物との関わり、そのドラマチックな生き様を横軸に描いた。
スマホをコミュニケーションの手段として用いて、直接会うことも無く用が足りてしまうという現状に鑑みて、相手の声や表情から心を読み取り共感を得るなどの精神活動がなされないことへ危惧の念を持って。
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