「そこに居てくれること」で救われるのは誰か? ケアにあたるひとが、ケアを必要としているひとに、逆にときにより深くケアされ返す反転が《ホスピタブルな光景》には起きている。看護、ダンスセラピー、グループホーム、小学校、ゲイバーーー。斯界の第一人者が反転の意味を追い、ケアの現場に立つ13人へのフィールドワークをとおしてケア関係の本質に迫った、臨床哲学のこころみ。
旅 へ
袈裟から白衣へ──ピアスをした尼さん
お経と詩──サスペンダーをしたお坊さん
学校という場所──サーフィンやってるセンセー
家族の定型はいま……──住宅にこだわる建築家
キャンピィ感覚──二丁目のクロちゃん
だれでもなくていられる場所──健康ランドに通う小説家
受け身と多様──「先生」と呼ばれる性感マッサージ嬢
「言葉のメス」に抗って──SP活動に取り組むひとりの女性
からだを信じる──横着で優しいダンスセラピスト
血に染まる──花と刺し違える八十二歳
順調です。──べてるの家
オンリーワン──生徒が生徒を引っぱるスクール
めいわくかけて、ありがとう。──「その他の関係」のために
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