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お前の目論見は終わる。この命と引き替えだ! 切腹、闇討ち、毒殺。親しき友が血を流す様を「主家大切」一義のため原田甲斐はひたすら堪え忍ぶ。藩内の権力をほしいままにする伊達兵部は他の一門と激しく対立し、ついに上訴へと発展する。評定の場で最後の賭けに出る甲斐。すべては仙台藩安堵のために─。雄大な構想と斬新な歴史観の下に、原田甲斐の肖像を刻んだ歴史長編。
お前の目論見は終わる。この命と引き替えだ! 切腹、闇討ち、毒殺。親しき友が血を流す様を「主家大切」一義のため原田甲斐はひたすら堪え忍ぶ。藩内の権力をほしいままにする伊達兵部は他の一門と激しく対立し、ついに上訴へと発展する。評定の場で最後の賭けに出る甲斐。すべては仙台藩安堵のために─。雄大な構想と斬新な歴史観の下に、原田甲斐の肖像を刻んだ歴史長編。
レビュー(62件)
中1の息子の学校の朝読書用に、準備しました。量、質、ともに適度な本とのことです。某通信教育のおすすめ読書になって紹介されていました。それでこちらで購入してみました。
仙台伊達藩の騒動
以前ドラマで見たことがありますか、こうして本をしっかり読むと面白い。山本周五郎はお勧めします。
興味深い
興味深い内容でした.人間関係が複雑です.
最後の「上意討ち」は理不尽だ!
幕府の大藩取り潰し陰謀を、たった一人で立ち向かった原田甲斐。 藩内の内紛を理由に取り潰しを狙う、幕府に対し、見方も欺き、耐え続け、伊達藩を救った英雄。 し貸しながら、藩内では、原田甲斐は悪者として扱われ、全てを飲み込んで死んでいく。 山本周五郎は、人間味あふれる原田甲斐を描き、名誉挽回の一役を買った作品と思います。 その3部作の第三巻です。
娘の大好きな作家さん!
高2の娘が山本周五郎さんのファンでこちらでちょっとずつ購入しています。本が届くと感嘆の声を発して喜んでいます。カバーをかけて大切に読んでいるようです。