【輸入盤】チャイコフスキー:組曲第3番、リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲、チェレプニン:遠き王女 スタニスラフ・コチャノフスキー&北
参考動画 Tcherepnin: "La Princesse Lointaine"
2024/25シーズンから北ドイツ放送フィルの首席指揮者に就任
コチャノフスキーが魅せるロマンあふれる歌、そしてきらめくように弾むリズム
2024/25シーズンから北ドイツ放送フィルの首席指揮者を務める若き注目指揮者、コチャノフスキー。1981年サンクト・ペテルブルク生まれ、サンクト・ペテルブルク音楽院に学び、管弦楽およびオペラで研鑽を積みました。これまでに60以上のオペラやバレエ公演に携わっているほか、リゲティ、ミャスコフスキー、ヴァインベルグらの演奏機会の少ない作品を取り上げて世界の名だたるオーケストラでデビューをかざり、世界の注目を集めてきた存在です。北ドイツ放送フィルでのデビューは2022年。2024/25年から首席指揮者として迎えられることになりました。
北ドイツ放送フィルとの記念すべき第1弾CDは、故郷サンクト・ペテルブルクにゆかりの深い作曲家をプログラム。ペテルブルク音楽院の教授だったリムスキー=コルサコフ[1844-1908]、そしてその弟子のチェレプニン[1873-1945]、サンクト・ペテルブルクに埋葬されているチャイコフスキー[1840-1893]の作品です。
『遠き女王』は1895年にパリで初演、翌年にロシア語訳版がサンクト・ペテルブルクで上演された戯曲。チェレプニンは導入のプレリュードを作曲、この楽譜は1899年に出版されました。『遠き女王』の物語は「プロヴァンスの魅惑的な海岸に、東方からビザンチウムの真珠と称される、王女メリシンドがいかに美しいかということが伝わった。若き吟遊詩人ジェフロワ王子は、王女の美しさを聞き、彼女を自分の歌のインスピレーションの源とした。王女は遠くから、自分の名を歌う、見たこともない男をまた愛した。王子は王女に会いに出かけるが、その道は険しく、彼女のもとにたどりついたものの、その足元で息を引き取った」という内容。きわめてロマンティックな内容にふさわしい、夢見るような美しい旋律で、一気に別世界にいざなわれるようです。
『スペイン奇想曲』も、また『遠き女王』もヴァイオリンの活躍も印象的な作品で、コンサートマスターのサラ・クリスティアンの冴えた音色が光ります。
チャイコフスキーの組曲(管弦楽組曲)は演奏されることが少ない作品ですが、バレエもオペラも得意のコチャノフスキーが、魅力的なメロディをひとつひとついつくしむように指揮しています。
本盤ではロマンティックかつ抜群のセンスを見せるコチャノフスキー。北ドイツ放送フィルとの順風満帆な船出を祝うとともに、今後の活動と展開が大変楽しみな指揮者です。(輸入元情報)
【収録情報】
● チェレプニン:交響的前奏曲『遠き王女』 Op.4(1895年初演、1899年出版)
● リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 Op.34(1887年作曲)
● チャイコフスキー:組曲 第3番ト長調 Op.44(1844年作曲)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
スタニスラフ・コチャノフスキー(指揮)
録音時期:2024年9月
録音方式:ステレオ(デジタル)
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