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1815年、83歳の杉田玄白は蘭学の草創から隆盛に至るまでを思いを込めて書き綴った。『解体新書』公刊の苦心や刊行後の蘭学界の様々な動向など、まさにその現場に身を置いた者ならではの臨場感あふれる筆致は迫力に満ちている。初めて「長崎本」を用いて、現代語訳・原文、さらに詳細な解説を付した、文庫オリジナル版全訳注。 ・現代語訳 蘭学事始上の巻 蘭学事始下の巻 ・原文 長崎本『蘭学事始』凡例 蘭学事始上之巻 蘭学事始下之巻 ・解説 1 『蘭学事始』執筆の目的と著作の意義 2 「蘭学事始」「蘭東事始」「和蘭事始」 3 底本「蘭東事始」 4 古写本とその分類 5 杉田玄白の著作 6 蘭学事始附記 7 杉田氏略系図 8 記念碑・史跡・墓地 9 『蘭学事始』に関するおもな参考文献
レビュー(18件)
子どもが杉田玄白について興味があるようで、読みたいと。
解体新書イコール杉田玄白ですが、多勢の方々の努力のもと出版され、今の医学の基礎を作ったのだと、感じました。時代の背景や人間関係など興味深かかったです。
古典を読む
久々の古典。興味があって購入しましたが、細切れの時間をぬっての読書にはハードルが高そう。余裕のある時間を見つけて楽しみたいです。
子供の夏休みの宿題の参考書図書館てして購入しました。
素晴らしい
以前から気になる一冊でした。気概を感じる内容でした。