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約束が守れない、片付けられない、場の空気が読めない、キレやすい…。子どもの症状と思われがちな「発達障害」は、大人になっても見られるもの。「うつ」や「パニック障害」を引き起こすこともある「大人の発達障害」の症状、有効な治療法を専門医である著者が解説!
約束が守れない、片付けられない、場の空気が読めない、キレやすい…。子どもの症状と思われがちな「発達障害」は、大人になっても見られるもの。「うつ」や「パニック障害」を引き起こすこともある「大人の発達障害」の症状、有効な治療法を専門医である著者が解説!
レビュー(210件)
子どもだけの問題ではありません
著者の星野仁彦先生ご自身が発達障害のある精神科医です。発達障害とは何か、発達障害のある人に周囲がどう接したら良いか、そして発達障害のある人自身がどうすべきかも、とても分かりやすく書かれています。 子どもの頃は何とか努力して、周囲をまねて乗り越えて来たけど、臨機応変が求められ、日々刻々事態が変わる社会に出たら、叱られたり失敗したりする。それを繰り返して自信をなくし、やがて引きこもる。これは発達障害である可能性が高く、本人が気付き、診療や支援を受けることで改善が期待できます。しかし、気付かないでいると、ご本人は心を病んだり、家族や同僚が背負ってつらい思いをしたり、いろいろと悪循環になってしまいます。 ですから、まずは気付くことから。恥ずかしいことではありません。心療内科への受診を迷ったら、この本を読んでみるのが得策だと思います。
買ってよかった
中学生くらいの発達障害について知りたかった。子供のことについて書いてあるかと思ったけど、大人について書かれてある方が多かった。しかし、思春期を考える時、結果的にこの本を読んで良かったと思っている。 大人への移行期に向けて・・・てことで。
発達障害
って、しんどいだろうなと思うのがよく分かりました。職場でもそんな人がいるので、今後の付き合い方を参考にしたいです。
大人の発達障害が解る本です
「片づけられない」「すぐキレル」「話を聞けない」など問題行動。学校で優秀な成績な方でも仕事でのミスや失敗を繰り返す困った人と言われたりするのは、本人の性格の問題とやる気のなさと思っていました。 でもこの本で初めて、子どものときからの発達障害が発見できないまま、大人になって発見され問題行動に出ることがあると解りました。しかし、ちゃんと治療すれば問題行動がなくなり普通の生活をできるとこの本で知りました。 アインシュタインやピカソも発達障害があっても、素晴らしい発見や芸術家として大きな仕事をしています。 発達障害の正しい対応方法を理解するためにも読む価値のある本だと思います。
8歳の娘の事が気になり購入しました。星野仁彦先生の本の中でも初心者にも読みやすい内容でした。