妊婦だけの特殊部隊を描く壮大なるSF戦記
いびつな月が空に浮かぶ碧王星では、第一次移民と第二次移民との間で長年の戦争が行われていた。
第一次移民の国・ハストには、女だけの特殊部隊・特別転送隊がある。
それは、現地生物ニーバスの体組織を自らの子宮に移植することで、ニーバスの特殊能力である空間転送を身につけた特殊部隊。妊婦だけの特殊部隊である。
主人公マナ・オーガは、転送隊の新兵でありながら、「開拓者」という特異な能力を開花させることで、戦局を大きく動かす可能性を秘めていた。
敵の新首都完成が近づくなか、ハスト軍はマナ・オーガの開拓能力による大々的な反撃を企図する。一刻の猶予もない戦況の中、酷使されるマナの身には取り返しの付かない変化が起こっていた。
【編集担当からのおすすめ情報】
白井弓子氏による壮大にして奇想のSF戦記もついに4集。物語は決定的な転換点をむかえます。単行本描き下ろしに移行してこその読み応え十分の骨太なストーリーをお楽しみください。この巻を読んだ後、また1集から読み返したくなること請け合いです。
レビュー(4件)
漫画である以上、絵をもっと
第四巻です。本品を検索したり目を留めたりするのは、物語に引き込まれて続きを読みたい人ばかりでしょう。 話は破綻なくどんどん進み、それは物語設定の複雑さを増す方向に流れてゆきます。 ただしそれを描写するのにネーム以上の役割を担うはずの絵はどうでしょうか。前巻までと比べて精密さが失われ、大いに劣化しているという印象をぬぐえません。まるで時間がないときにとりあえず描いてみました的なデッサンの狂いと線のぶれ。 愛読者としては第五巻に続く物語に期待を寄せたいところですが、このまま絵が劣化し続けるならば、発刊を待つ価値があるのかどうか疑問を感じるところです。