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最新の理論と実験から迫る全く新しい宇宙観宇宙の90パーセント以上は得体の知れない暗黒物質と暗黒エネルギーからできている。その正体を探っていくと多くの次元と宇宙が見え隠れしているというのだ。急展開を見せる宇宙の最前線をふまえて「宇宙とは何か」を問い直す最新宇宙論入門。(ブルーバックス・2011年7月刊) 最新の理論と実験から迫る全く新しい宇宙観宇宙の90パーセント以上は得体の知れない暗黒物質と暗黒エネルギーからできている。その正体を探っていくと多くの次元と宇宙が見え隠れしているというのだ。 最新の理論と実験から迫る新しい宇宙論 宇宙の全体を調べてみると、目に見える物質は5パーセントにも満たなくて、 残りの約96パーセントは正体不明の暗黒物質と暗黒エネルギーだというので す。私たちは、目に見える宇宙こそ宇宙だと思ってきましたが、最近になって それがまったくの間違いであることがわかってきたのです。暗黒物質と暗黒エ ネルギーの正体を探っていくと私たちには目に見えない多くの次元と無数の宇 宙が存在しているのではないかというのです。急展開を見せる宇宙の最前線を ふまえて「宇宙とは何か」を問い直す最新宇宙論入門。 <著者からのメッセージ> 宇宙はわかってくればわかってくるほど、さらに大きな謎が出てきます。この本ではまず、あまりにも大きい宇宙の大きさを少しでも実感できるように、地球から少しずつ離れ、太陽系、銀河、銀河団、と大きなものを見ていきます。そこでまず出会うのが暗黒物質。これがなくては星も銀河も私たちも生まれなかったのです。さらに遠くへ、つまり過去へと遡っていくと、宇宙の膨張を加速して引き裂いている暗黒エネルギーに。これが宇宙の運命を決めています。 この暗黒物質を説明するために真剣に議論されている異次元、そして暗黒エネルギーを説明するための多元宇宙。宇宙には目に見える3次元の空間だけでなくさらに異次元の空間があり、しかも宇宙そのものがとてつもない数、試行錯誤でできたのかもしれないというのです。 宇宙をわかりたいと飽くなき挑戦を続ける研究者たちの最新の考え方をご紹介します。 第1章 私たちの知っている宇宙 第2章 宇宙は暗黒物質に満ちている 第3章 宇宙の大規模構造 第4章 暗黒物質の正体を探る 第5章 宇宙の運命 第6章 多次元宇宙 第7章 異次元の存在 第8章 宇宙は本当にひとつなのか
レビュー(118件)
プレゼントに送りました
家族へのプレゼントで購入しました。 面白いと喜んでもらいました。
面白い
次元ということに改めて思いをはせる機会となった。異次元の存在が確信に近くなった。
知識欲をそそられ購入しましたが、面白く読ませていただきました。
宇宙は本当にひとつ
この本を読んで本当に宇宙はひとつなのか不思議に思った。 なんて人間は小さな所地球に住んでいるのかなと思い、宇宙への 夢が広がり非常に面白かった。
専門書の前に
科学の専門書を読む前に何が面白いか、現在注目されているのが何かを知っておくのはこのようなレベルの本が丁度よい。こんな本を読んでからなぜそうなるかを専門書で確認していけばいい。