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都市に“トマソン”という幽霊が出る!?街歩きに新しい楽しみを、表現の世界に新しい衝撃を与えた“超芸術トマソン”の全貌が、いまここに明らかにされる。多くの反響を呼んだ話題の本に、その後の「路上観察学」への発展のプロセスと、新発見の珍物件を大幅に増補した決定版。
都市に“トマソン”という幽霊が出る!?街歩きに新しい楽しみを、表現の世界に新しい衝撃を与えた“超芸術トマソン”の全貌が、いまここに明らかにされる。多くの反響を呼んだ話題の本に、その後の「路上観察学」への発展のプロセスと、新発見の珍物件を大幅に増補した決定版。
レビュー(54件)
令和版が出たら面白そう
文庫本が1320円!高い!と思いつつ単行本はないようなので購入。上下巻にできそうなほど分厚い本でびっくりしました。 そこにあるだけの階段を「純粋階段」開かないよう埋めた扉を「無用扉」と着眼点が面白いですが、今見たら家主の事情、おそらくほぼ予算の関係で半端になっただけのものが多そう。実在した野球選手の名前を不名誉なことで勝手に使うとか下ネタの多さには時代を感じます。まして原爆をネタにするなんて当時だろうとタブーじゃないのでしょうか? 不思議とは思えない、ただ予算をケチって不細工になったツギハギ過ぎないものもどんどん掲載されてしまっていて、そして白黒写真でもあり見づらいです。こんなに分厚くしないで特に面白いものだけ厳選して写真もカラーならよかった。今となってはネットで拾える画像の方が興味深いのがありますね。面白い設計ミスを厳選しカラー写真で令和版が出版されないかな。
かつては意味を持って存在していただろう建造物が、その意味や用途を失ったあとでも残ったもの紹介した本です。文章も面白く読ませて頂きました。 元巨人軍のトマソン選手から命名されたタイトルだったんですね。
すばらしい視点
赤瀬川原平さんは残念ながら2014年にご逝去されました。 今まで気が付かなかったモノのおもしろさを発見できた一冊です。 トマソンに出会う喜びを感じています。
なかなか、いやはや、どうして。 こういう世界もあるんだなぁって感じです。
景色が、世界が変わる
本書のはじめに書いてある通り、 或る日突然幽霊が見えるようになるかのごとく、 「トマソン」が見えるようになります。 普段意識して見ない物が、実は超芸術作品だったりする。 日々生まれては滅び行く運命にあるトマソン。 儚くも美しい愛のトマソン物語。 血湧き肉躍り手汗滲む写真も満載!