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【発売1ヵ月で10万部突破! 脳科学者の記憶の闇へ潜っていくようなゾクゾクする感覚!】 人間関係が苦手だった私は、その原因を探ろうと、いつしか「脳」に興味を持つようになったーー。 親との葛藤、少女時代の孤独、男社会の壁…人間の本質をやさしく見つめ続ける脳科学者が、激しくつづった思考の遍歴。著者初の自伝! 「脳は一貫していることの方がおかしいのだ。自然ではないから、わざわざ一貫させようとして、外野が口を出したり、内省的に自分を批判したりもするのである。一貫させるのは、端的に言えば、コミュニティから受けとることのできる恩恵を最大化するためという目的からにすぎない。 私たちは、複数の側面を内包しながら、これらを使い分けて生きている。私たちの世代はこれを自覚的にできる人が旧世代よりも増えただろうが、人間というのは世代を問わず、そういうふうにできている。仕様だといってもよいだろう。 わたしのペルソナ(他者に対峙するときに現れる自己の外的側面)は、わたしがそう演じている役である、といったら言い過ぎだと感じられるだろうか? あなたが、わたしだと思っているものは、わたしではない。一時的に、そういう側面を見て取ってもらっているだけのことである。 わたしは存在しない。これは悲しいことではない。透明な存在であることを嘆く必要はない。だからこそ、来るべき変化に対応することができるからだ。もう変化のときは来ている」(中野信子) 本書は、一度読めば心を病まずに済む「心のワクチン」である。 【読者からの反響、続々!】 「届くべき人に届いて欲しい。自分が見ている景色は、どうも多数派のそれとは違うらしいと気付いた、孤高の人たちに。そして、孤高の人を因数分解しようと躍起になる、私のような無遠慮な凡人に」(ジェーン・スーさん) 「正義論を振りかざし、こうあるべき論がはびこる生きにくい社会の中において私たちはどこか疲れている。空気を読む脳に疲れた私たちのための一冊」(MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店 伊藤由泰さん) 「『女である私は闘わなければならない』という呪いをかけられていたのかもしれない。働く女性として、未婚の女性として……私は闘わない。それが私のペルソナだ」 (くまざわ書店 営業推進部 阿部倫子さん)
レビュー(95件)
サブタイトル?
著者の初の自叙伝、と書いてあります。 通常の自叙伝は、過去から現在へとページが 進んでいくものであると認識しています。 しかし、本書は現在から過去へとページが進んでいきます。 内容は、著者が書いている様に、コミュニケーション力が 不足しているようで、読み難い箇所や、私の語彙力では、 読めない漢字、知らない言葉が多々あります。
著者の考え方がよく反映された内容で、面白い内容でした。
頼まれモノ
新型コロナが怖くて実店舗に行けないという、メカ音痴の上司に頼まれて購入。 内容に関しては、申し訳ないけど分かりません。
親との葛藤、少女時代の孤独、男社会の壁…人間の本質をやさしく見つめ続ける脳科学者が、激しくつづった思考の遍歴。初の自伝というので楽しみにしていました。やっぱり難しいのかな?共感はできませんでしたが「脳」について考えさせられる本ですね。また読み直してみようと思っています。
楽しみ
未だ、読み終わっていないが興味津々。期待度アップ。