【輸入盤】19〜20世紀のフランスのクラリネット音楽 アルド・ボッタ、クララ・ドゥット
複合的大規模活動に支えられたフランスのクラリネット音楽界
19〜20世紀のフランスのクラリネット音楽
アルド・ボッタ (クラリネット)、クララ・ドゥット (ピアノ)
フランスのクラリネット音楽界は19世紀なかばから、作曲、演奏ともに世界有数の高水準が維持されています。背景には、優れた課題曲の作曲を推奨し続けたパリ音楽院の存在や、楽器の改良に取り組んだ大手メーカーのビュッフェ・クランポン社、セルマー社の努力という非常に規模感の大きな活動があり、さらに技術的な進化を作品に反映させた目利きの作曲家たちの影響もあったと考えられます。このアルバムでは、1888年から1950年にかけて作曲されたフランスのクラリネット作品を、イタリアの名手、アルド・ボッタが演奏。
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作品情報
ドビュッシー: 「小さな作品」 (トラック1 1:30)
クロード・ドビュッシー[1862-1918]が1910年に作曲。リズムとメロディーの即興に近い流れに加え、変化に富んだダイナミクスが心地良い作品。
ピエルネ: カンツォネッタ 変ホ長調 (トラック2 3:49)
ガブリエル・ピエルネ[1863-1937]が1888年に作曲。クラリネットの定番曲。後年のクライスラーのヴァイオリン小品を思わせるような洒落た雰囲気、美しいメロディーが魅力的な作品。
ラボー: コンクールのための独奏曲 (トラック3 5:40)
アンリ・ラボー[1873-1949]が1901年に作曲。パリ音楽院コンクールのために書かれた曲で、その後も5回使用された人気曲。手の込んだテクスチャー造形と明確な様式感、パリ音楽院コンクールのために書かれた曲技巧的に難度の高いカデンツァと聴きごたえのある作品です。
セムレ=コルリー: 夢想とスケルツォ (トラック4 6:38)
ジュール・セムレ=コルリー[1902-1988]が1950年に作曲。アンダンティーノ・カンタービレの「夢想」と、モルタ・レッジェーロの「スケルツォ」。カデンツァ風の部分も効果的です。パリ音楽院で学んだダンケルク生まれの作曲家セムレ=コルリーの作品のいくつかは、パリ音楽院の必修曲リストに含まれています。
オネゲル: ソナチネ (トラック5〜7 6:30)
アルテュール・オネゲル[1892-1955]が1921年から1922年にかけて作曲。第1楽章はオリエンタルな響きを持つ半音階的表現に基づく神秘的な冒頭が印象的。第2楽章は寂しげで神秘的。第3楽章は俊敏でジャズ風な即興的ソノリティの音楽。
コカール: メロディとスケルツェット 変ロ長調 (トラック8 6:16)
アルテュール・コカール[1846-1910]が1904年に作曲。技術的、表現的な側面と魅惑的な旋律が融合したパリ音楽院の試験曲。コカールはパリ音楽院でフランクに師事。
P.ピエルネ: アンダンテ・スケルツォ (トラック9 6:20)
ポール・ピエルネ[1874-1952]が1931年に作曲。パリ音楽院コンクールのために書かれた曲。修辞的なイメージとフランス風な思索を織り交ぜたスタイルの練習曲。ポール・ピエルネはガブリエル・ピエルネのいとこ。
カユザク: カンティレーヌ (トラック10 5:09)
ルイ・カユザク[1880-1960]が1931年に作曲。パリ音楽院教授を務めながら奏者としても活躍したカユザクは南仏の出身で、美しい地中海と、海岸に迫る山々に響くエコーのような音が魅力的な作品。
アラベスク 変ホ長調 (トラック11 5:23)
ポール・ジャンジャン[1874-1929]が1926年に作曲。パリ音楽院でシリル・ローズに師事し、パリ音楽院で教えていたジャンジャンは、ギャルド・レピュブリケーヌ楽団とモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者として活躍したことで知られています。ジャンジャンの作品は技術を磨く要素が主目的ですが、アラベスクは観賞用としても魅力的な傑作。
メサジェ: コンクールのための独奏曲 (トラック12 6:15)
アンドレ・メサジェ[1853-1929]が1899年に作曲。パリ音楽院コンクールのために書かれた曲で、聴き映えのする曲調から人気があります。
演奏者情報
アルド・ボッタ (クラリネット)
1994年、イタリアで誕生。幼少期から父
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