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幕末の激動期、短い生涯を激しく燃やした吉田松陰。その情熱は周囲を動かし、高杉晋作や久坂玄瑞など、維新の中心となる人物を生み出す。本書は、松陰が、獄舎で処刑される前日の夕刻まで、自身の思いを発信し続けた『留魂録』を現代訳し、解説。さらに、『留魂録』以前の手紙や論文の中からも「死生観」をあらわした史料を選び加えた。また、一番弟子ともいえる金子重之助、松陰の処刑後も自らの志を貫き維新を迎えた野村和作に注目し、松陰との関わりを著した。死を恐れることなく、つねに前を向きつつ、死によって、みずからの命が断ち切られるまで、“誠”の心のもとに“私”を“更新” してやまなかった松陰の「死生観」を学ぶ。
レビュー(13件)
大好きな本です。吉田松陰の覚悟が伝わってきて、感動しました。
吉田松陰・・・・
これから読みます。 吉田松陰がこの時代で 一番、尊敬しています。
中毒性が高い
松陰の原版を非常に上手く訳しており、言葉選びも解りやすく、訳者にセンスがある為、巧みな演説を聞かされているかのように樟蔭の言葉が頭に入ってくる。 例えは悪いがゲッペルスの演説のような中毒性があり、己を振るい立たされる。 NHKドラマの影響で松陰本が色々出ているようだが、まず本品を手に取ることをお勧めする。