【POD】漁業と地域に生きる知恵 上巻〜「おさかなを獲る」とはどういうことか、伝えます〜
神奈川県屈指の水揚げを誇る鎌倉漁場にて、大型定置網を運営する有限会社井戸隠居丸。漁業の世界ではつとに知られる存在だが、その真実に迫る書籍がついに登場!
経営者自ら語るスタイルで「海で働いてご飯を食べること」「漁業をビジネスとして成り立たせること」について語る本書は、漁業、水産業、飲食業にとどまらず、漁業と金融、行政をつなぐ書籍として必携の一冊。
ポスト六次産業にあたる「0次産業」への誘いが、広く海の産業を通じた地域振興の新たなかたちを提起する本書は、同時刊行の『漁業と地域に生きる知恵 下巻〜「包丁が価値を生み出す」仕組み、ご一緒しませんか?〜』と合わせて読んで欲しい、新しい形の漁業・水産業入門書です!
【目次】
第一章 海で働いてご飯を食べるとは
漁師という仕事は特殊
海で魚を漁獲して、生計を立てるのは簡単なことではない
本来、漁業は誰でもできるが「自治体の許可がないとできない」という現実
改めて、井戸隠居丸が、ユニークだと言われるゆえん
第二章 職業としての漁業、漁業を職業とすること
漁業で働くということ
漁師は「地頭の良さ」がないとできない専門職
漁業に就労するうえでのハードル
「海はみんなのもの」という考え方
井戸隠居丸における人材育成の取り組み
どんな人が漁業に向いているのか
特殊ではあるが、陸の世界と変わらない
第三章 覗突漁から大型定置網漁へ 井戸隠居丸の変遷
不安定だからこそ、補えるものを探した
「ご飯を食べていく」には、大型定置網しかなかった
ビジネスを継続していくためには、旧体制のままだと難しい
難易度が高くても挑戦していく
第四章 「魚」から収益を上げて事業を成り立たせるポイントとは
小売業から投げかけられる大きな誤解
漁師が誤解されてしまう理由
定置網だからこその難しさ
みなし物権としての漁業権の運用
井戸隠居丸が事業を成り立たせたポイントは競り・入札
里山思想の貴重さ
第五章 海や漁村の変化と井戸隠居丸の新たな取り組み
持続可能な海洋資源開発が叫ばれるようになった背景
社会ニーズの変化による新たな取り組み
井戸隠居丸の取り組み
かながわ水産の設立のきっかけ
かながわ水産が一次加工を行う意義
第六章 競り・入札の重要性
競り・入札の流れと大きな特徴
競り・入札のメリット、デメリット
昨今、台頭している漁業の六次産業
第七章 食卓とおさかな、家族団らんにある経営の原点
今、漁業が抱えている問題
漁業者にとっての一番の原動力は「家族団らん」
家庭の食卓で魚を取り入れてもらうために
井戸隠居丸、かながわ水産としてできること
第八章 神奈川県に生きる、漁業を通じた職業人としての立ち位置
現在の海洋産業に対する、井戸隠居丸のポリシー
家庭で安心して食べられる大衆魚を提供することがゴール
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