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後醍醐の切なるご催促に、楠木正成は重い腰をもち上げた。水分(みくまり)の館(たち)から一族500人の運命を賭けてーー。すでに主上は笠置落ちの御身であった。また正成も、2万の大軍が取り囲む赤坂城に孤立し、早くも前途は多難。一方、正成とはおよそ対照的なばさら大名・佐々木道誉は幽閉の後醍醐に近づき、美姫といばらの鞭で帝の御心を自由に操縦しようとする。かかる魔像こそ、本書の象徴といえよう。 二万の大軍が取り囲む赤坂城に孤立した正成。後醍醐帝の切なるご催促に、一族五百人の運命を賭けて、重い腰をもち上げた正成であったが、早くも前途は多難。一方、佐々木道誉は幽閉の後醍醐帝に近づいていく。 ■帝獄帖(つづき) 正成出仕 天が下には 赤坂城 雪どろんこ 婆娑羅大将 帝 獄 羅刹谷 ■世の辻の帖 罪の暦 人 霞 四ツ目結 児島高徳 院ノ庄 絶 海 夏隣り 木 霊 天王寺未来記 青い痣 十目十指
レビュー(12件)
ポイント消化。
いずれ読むときがくるので、ポイント消化で、購入。
ボケ防止
あらすじを見た限り、あまり期待してなかったが、かえって、結構面白い。
読みたかった
書店のフロアーを探し回るより、確実だしコンビニ受取りが、楽です。