探偵ネロ・ウルフを、事故死した娘は実は殺されたのではないかと考える父親が訪ねてきた。娘は出版社に勤める編集者で、亡くなった晩は原稿の採用を断わったアーチャーなる作家と会う約束をしていたという。ウルフはこのアーチャーという名前に聞き覚えがあった。先日、弁護士事務所で起きた殺人事件にも同じ名が登場したのだ。ウルフに命じられて二つの事件を調べるアーチーの目前でさらなる殺人が!アーチーは一計を案じ、関係者の女性たちにウルフ秘蔵の蘭とディナーを贈るが…美食家探偵が苦虫を噛み潰しつつ、狡知な殺人鬼と対決する。
レビュー(7件)
ネロ=ウルフのファンなので購入
ネロ=ウルフの日本語訳はあまりないので見つけたら買うという方針で今回も即座に購入しました。ミステリーは一回読んだらハイさよならという薄っぺらい内容のものが多いのですが、ネロ=ウルフものは何度読んでも飽きません。多分作者の人生が濃いからじゃないかと。ウルフは何やって食っとんねん?みたいなふわふわ生活感のない探偵ではありません。日々の糧を得る為の生業としての探偵業なので報酬を効率よく得る為の工夫だってします。夢物語的な探偵像がお好きな方には不向きかもです。謎も犯人の正体や殺人手段だけに限りません。センサーに「あそび」がある方は愉しめるんじゃないかなと思います。
もうシリーズ全ての本が廃刊になったと思い込んでいました。新しい本が出ているなんてぜんぜん知らなかったです。久しぶりに読みましたが、今目の前で観ているみたいに熱中して読みました。