エリザベス・ボウエンは、その小説と短編で名を知られる一方、膨大なエッセイ、序文、書評を執筆していた。熱心な手紙の書き手でもあり、しばしばラジオの話し手となり、アメリカの大学での創作クラスへ定期的に訪問講演もしていた。それらノンフィクションの文章を編纂した本書は、ボウエンの小説と短編を読み解く最良の手引きとなろう。同時代の作家たちを照らし、ボウエン自身の手法、主題の選択、そして「ひらめきの源」を明らかにする。
序文(編者:ハーマイオニー・リー)
〔ESSAYS エッセイ〕
マルベリーツリー[ダウンハウス校]
ロンドン、1940年
ビッグ・ハウス
エール
小説執筆についての覚書
一冊の本から
時を遡ること
忠誠心を持たないでいること
さまよえる目
臨機応変に対応できず
生きている作家、キャサリン・マンスフィールド
ロンドンにやって来ると
〔PREFACES 序文・解説〕
『悪魔の恋人』ボウエン
『アンクル・サイラス』レ・ファニュ
『五月の霜』ホワイト
『出会い』ボウエン
『最後の九月(アメリカ第二版)』ボウエン
『エリザベス・ボウエン短編集』ボウエン
『オーランドー』ウルフ
〔REVIEWS 書評〕
『街路の天気』レーマン
『ジョージ朝のダブリン、1714─1830年』マクスウェル
『ダブリンの伝記』ロングフォード
『古くて新しいダブリン』グウィン
『ムア・ホールのムア一族』ホーン
『ジェイムズ・ジョイス』ゴーマン
『感情教育』フローベール
『私の良書において』プリチェット
『親たちと子どもたち』バーネット
『年長者たちとより良い者たち』バーネット
『非難された活動の領域』コノリー
『悪い仲間』ウィルソン
『黄金の林檎』ウェルティー
『アングロ・アイリッシュ』フィッツジェラルド
『ある作家の日記』ウルフ
『アングロ・サクソンの姿勢』ウィルソン
『人びとの戦争』コールダー
『アイルランドのいとこたち』パウエル
〔LETTERS 書簡〕
アラン・キャメロンへの手紙
オットリン・モレルへの手紙
A・E・コパードへの手紙
ウィリアム・プルーマーへの手紙
ヴァージニア・ウルフへの手紙
レナード・ウルフへの手紙
なぜ、私は書くのか グレアム・グリーンとV・S・プリチェットとの往復書簡の一部
〔BROADCASTS 放送〕
アンソニー・トロロープ─新たな裁き
ライダー・ハガード:洞窟の女王
〔AUTOBIOGRAPHY 自伝〕
私が出会った最も忘れがたい人
挿絵と会話
訳者あとがき
索 引
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