あなたの不幸は蜜の味
: 宮部 みゆき/辻村 深月/小池 真理子/沼田 まほかる/乃南 アサ/新津 きよみ
ぞわりとする、でも読まずにはいられないのが、人間のいやな部分に光をあてた「イヤミス」と言われるミステリー。
本書は、いま旬の女性ミステリー作家による、秀逸の「イヤミス」を集めたアンソロジー短篇集。
ある地方都市で起きた放火事件を通して、自意識過剰な人間の滑稽さを見つめた「石蕗南地区の放火」、過食に走った美人の姉と、姉に歪んだ優越感を覚える妹の姿が鬼気迫る「贅肉」。
また、事故死したはずの兄が生きているのではないかと疑いを抱いた妹の葛藤を描く「おたすけぶち」など、読んで心がざわつく、後味が悪い作品が勢ぞろい。
衝撃の結末を愉しみに、また隠れた逸品を発掘する喜びを味わいたい方におすすめの一冊。
レビュー(90件)
面白そうなので購入しました。移動時間にでも読もうかと思います。
「イヤミス」のタイトル通り、読後の後味悪い(良い意味で)傑作集でした。今まで読んだことの無い作家も有り、これから読んでみようと思います。
ゾクゾクしたい夜に
短編なので、読みやすかったです。 読み終わった後、ゾクゾクする怖い話もあります。
なかなか面白かったです。短編集でテーマに沿ってまとめられた作品は、経験的に半分位面白い物があれば良いと思っていましたが、全体的に色々な「ぞわり」感が良かったです。
先に『あなたに謎と幸福を』を読んで、本書が同時発行されたと知って購入。 前者は「ハートウォーミング・ミステリー」を集めたアンソロジーで、本書はその対極。 怖いもの見たさ、のような気持ちで後味の悪さを承知で読みました。 既読のものもありましたが、久しぶりなので再読。 物語でよかった…とある意味ほっとする読後感でした。