『レコード芸術』誌において2022年4月から16回に渡って掲載され、カルト的な人気を誇った同名記事に大幅に加筆して再構成。当代を代表する音楽学者であり「現代音楽」のスペシャリスト沼野雄司氏が、堅苦しい、難しいと思われがちな作曲家たちの思考や作品を美術、映画、哲学、小説、ロックやポップスなど、他ジャンルの作品との比較の中で軽妙なタッチで深く論じます。既成概念を打ち破る“新しい”音楽批評が展開。
第1章 音楽の視覚性/視覚の音楽性ーークリスチャン・マークレイ、安野太郎
第2章 イメージからノスタルジーへーーフィリップ・グラス《浜辺のアインシュタイン》
第3章 複雑性と吃逆ーーブライアン・ファーニホウ、近藤譲
第4章 沈黙ぎらいーーヴァンデルバイザー、杉本拓、星谷丈生
第5章 不器用と恩寵ーー坂本龍一、木下正道ーー
第6章 マニエリスムからの距離ーーマーク・アンドレ、川上統
第7章 表象不可能性と音楽ーー藤倉大、川島素晴ーー
第8章 地図・領土・美術館ーーヨハネス・マリア・シュタウト、ファウスト・ロミテッリ
第9章 カノンと1ミリーーアントン・ウェーベルン、アルノルト・シェーンベルク
第10章 あたらしさい旧さ/旧いあたらしさーー鈴木純明、エンノ・ポッペ
第11章 左眼のエクリチュールーーヤニス・クセナキスーー
第12章 音を楽しまない音楽ーー池田亮司、足立智美ーー
第13章 ノン・バイナリーな挑発ーーオルガ・ノイヴィルト「オルランド」--
第14章 音楽における「日本的なもの」--YMO、梅本佑利
第15章 歌声を増幅せよーー松本祐一、有馬純寿
第16章 喪失の音楽ーーマイルス・デイヴィス、サルヴァトーレ・シャリーノ
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