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ヴァイキング達が跋扈する11世紀北欧を舞台にトルフィンが本当の戦士を目指す物語。父親の仇を討つために過ごした幼少期、奴隷として農場で過ごした青年期を経てトルフィンはヴィンランドへの渡航を本格的に模索するようになる。北海最強の武力集団・ヨーム戦士団の居城・ヨムスボルグを中心にバルト海が戦火に包まれたヨーム継承戦争にまきこまれたトルフィンだが、辛くも戦争を生き抜いた。東ローマ帝国への交易で莫大な資金を調達したトルフィン達一行はアイスランドに帰郷。故郷のアイスランドで結婚式を挙げたトルフィンとグズリーズはヴィンランド移住計画の賛同者を募る。そして、ついに約束の地・ヴィンランドへ辿り着く。ヴィンランド開拓を進めるトルフィン達の前に、先住民族のウーヌゥ人が現れ、動揺するアルネイズ村の一行。ウーヌゥ人と友好を望むトルフィンだが、イーヴァルなど一部の人間はウーヌゥ人との交流に懐疑的。しかも、イーヴァルは禁止されている「剣」を持ち込んでいた。一方、ウーヌゥ人の長老ミスグェゲブージュは「儀式」を行い、トルフィンらノルド人がもたらす破滅の未来を予知する。トルフィンらノルド人もウーヌゥ人もお互い一枚岩ではない。そんな不穏な状況を打破しようと、ヒルドは暗殺を目論む。アルネイズ村をめぐり、それぞれの企みが錯綜する。
レビュー(14件)
早く続きが読みたい 遅々として進まないなぁ
緻密な作画と重厚なストーリーに引き込まれてあっという間に読み終えてしまいます。
アニメで気に入ってマンガ集める事にしました!面白いです!
アルネイズ村での先住民との関係が引き続き描かれています。 現代では当たり前の価値観、非暴力、人権の尊重(同時に科学的な知見も)はこの時代ではとても甘い考えのように映ります。 どこの地域も開拓と戦いの末、平和があるのだなと毎回感謝の気持ちが芽生えます。 普遍的な愛という感情がこの作品のテーマなのかなと思っています。 一本一本丁寧な線の描写に作者の真摯さが伝わります。
待ちに待った新刊。せめて半年に1回出たらなあ。