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- 4.07
きっと、ずっとわすれない。 人間と動物をへだてていたものがなくなった、あの日のこと──。 これは、いまから100年ほど前に、カナダでほんとうにあった話です。 アントニオは、深い森にかこまれた、みずうみのほとりにすんでいました。近くに子どもがいなかったので、アントニオの友だちは、はたらくおとなたち。動物をさがして、ひとりで森を歩くことも好きでした。ある夏、おそろしい山火事がおきました。にげる場所は、ただひとつ──みずうみです。人間も、動物も、必死に生きのびようとしたそのとき、アントニオの目の前で、思いもよらないことがおこったのです……。 人間と動物の思いがけない出あいを繊細に描いた、胸に迫る絵本です。
レビュー(17件)
課題図書です。とても読みやすいですが 中学年には物足りない感じがします。
誰にとっても大切な命
私は同じ人間には苦手意識がありましたが子供の頃から動物のことは無条件で好きでした。そういう性質故に、新聞でこの本のことを知り、すぐに購入しました。趣きのある絵に淡々としたストーリーでとてもリアルにその場の空気を感じられました。いわゆる学習知能は人間は高いかも知れませんが空も飛べませんし、脚もそんなに早くはありません。他の動物達が人間より劣っているという訳では無くそれぞれの個性だと思います。そして創造主の神様からしたらみんな愛するかわいい我が子なのですから。