爆弾と呼ばれた極道 ボンノ外伝 破天荒一代・天野洋志穂
山口組広しといえど、天野ほど殺されかけた男もいるまい。
盆を壊しかねない無茶苦茶な賭けかたを「爆弾張り」というが、そんな賭場での振る舞いから、いつしか天野組・天野洋志穂組長は「爆弾」と呼ばれるようにーー。自由気ままな博奕打ちが生涯唯一の親分と仰ぐ「ボンノ」と出会い、「最後の博徒」と称される波谷守之とともに時間を過ごすうちに極道として開眼する。宅見勝の仇を討つため引き起こした「中野会副会長暗殺事件」の真実から「勝新太郎」・「高倉健」・「菅原文太」ら映画スターとの交遊まで活写した衝撃のノンフィクションノベル!
第一章 ついに、その日は来たーー中野会副会長暗殺事件
第二章 死なんと戦えば生き、生きんと戦えば必ず死するものなり
第三章 生涯唯一のボスーー男の所作かくあるべし
第四章 「先生」勝新太郎との思い出
第五章 一途の道に死すーー最後の闘い
レビュー(2件)
拙稿
賭場では無茶苦茶な張り方をし、度胸は人並みを外れている。破天荒な生き方を貫いた天野洋志穂。ボンノと呼ばれた伝説のヤクザを唯一の親分と仰いだ男の生涯を描いたノンフィクション。が、文章に切れがなく、「てにをは」もやや不安定。構成に巧みさがないから話の運びがくどい。締めくくりもドラマティックで思い入れが過ぎる。何よりヤクザ礼賛の書は、暴対法がうるさい今、果たして何が言いたいのか。
ヤフーニュースに記事が抜粋されて紹介されていたことで興味を持って購入してみた。 この天野というヤクザを軸に山口組幹部が随所に登場し、山口組の歴史を側面から眺めてみようとすると読み応えがあるかもしれないと思う。