家事などの人間の本来的な諸活動は、市場経済を支える無払いの労働〈シャドウ・ワーク〉へと変質している。人間がシステムの従属変数となっている危機を、経済、社会、政治、知的活動などさまざまな切り口から論じ、自立・自存した生の回復を唱える。文明批評家イリイチによる現代産業社会への挑戦と警告。
凡 例
序
フランス語版への序
1 平和とは人間の生き方
2 公的選択の三つの次元
3 ヴァナキュラーな価値
4 人間生活の自立と自存にしかけられた戦争
5 生き生きとした共生を求めてーー民衆による探究行為ーー
6 シャドウ・ワーク
注と文献解題
[解説]
友人イヴァン・イリイチの思想深化への期待………玉野井芳郎
[岩波文庫版解説]
ヴァナキュラーな生を求めて………栗原 彬
イヴァン・イリイチ主要著作一覧
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