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苦悩や絶望も、全てに意味があった 僕は「薬物依存症」でした。 任侠の男の愛人の子として生まれ、その母は僕が17歳の時に自殺した。僕が歩んできた人生は、何の価値もないと思っていた。踏み出す前までは……。 天涯孤独となり、裸一貫で東京に出てきて、たまたま芸能人になりました。そして人気女優を妻に持ちながら薬物依存症になり逮捕され、そして離婚という経験もしました。でもいまは、これらの出来事が、実は必要があって繋がっていた気がしているのです。その時は、分からなかった様々な苦悩や絶望も、全てに意味があったと思えるのです。そしてその意味を生かしていけるかどうかは、これからの自分がどう生きるかにかかっていると思っています。 高知東生 特別寄稿 薬物依存症について多くの人に知ってほしいこと 主治医 松本俊彦 国立精神・神経医療研究センター 薬物依存研究部部長 まえがき 第一章 堕ちていく時ーー妻高島礼子とのこと 第二章 帰らざる日々--土佐の侠客の子として 第三章 青春の憂鬱ーー旅立ちの日に 第四章 東京ドリームーー成り上がる 第五章 欲望の先にーーそしてすべてを失った 第六章 生き直すーー自分の役割 解説 主治医 松本俊彦 国立精神・神経医療研究センター 薬物依存研究部部長 薬物依存症について多くの人に知ってほしいこと
レビュー(12件)
とても良い本です
高知さんのTwitterの内容がとても心に響くので本書を購入しました。 生い立ちから少年期、母との関係 上京してからの現在迄 包み隠さず書いてありました。 更生を応援したいと思います
学びの一冊です。
淋しくて、羨ましくて、愛されたくて、でもその本当の気持を口にすることだけは絶対にするまいと、幼い頃の僕はそんな小さなプライドを胸に秘め、毎日を生き抜いてきました。 生育環境が過酷すぎて涙なしでは読めませんでした。自己肯定感が低く見栄を張る。承認欲求が強く断れない。知り合いと友人の区別がつかず他者を信用して騙される等々…。目を背けずに自身のパーソナリティを直視することで生き方を変え、未来図を描こうとしていることが伝わりました。 俳優業とともに依存症患者さんへの支援等、社会貢献を担う人材になりたいとおっしゃっています。 読みやすい文章で飽きが来ません。しっかりした内容で胸に突き刺さります。
素直な文章に引き込まれます 嫌いだったけど好きになりました笑 頑張ってください わたしも断酒頑張ります
お勧めの1冊です。
とても素直に正直にご自分を振り返っていらっしゃると思います。 途中号泣しながら読み進めました。 この本で依存症への理解が深まると思います。
自分は読む気がなく、妻に頼まれて、購入。内容が分からないので、取りあえず評価は普通です。