生物の科学 遺伝 2023年1月発行号(Vol.77-No.1)
特集:植食性テントウムシの生物学
テントウムシの「草食系」,植食性のテントウムシの一群であるマダラテントウ。
農作物を食べる害虫として知られているが,植食性昆虫の進化の解明や生物の多様性を知るうえでも注目すべき存在である。
本特集では,これまでなされてきたマダラテントウ類についての諸研究を,種分化や進化的適応の観点から概説する。
テントウムシ研究についてまとめた,邦語では数少ない貴重な1冊。
巻頭グラビア7頁「植食性テントウムシとその食草のいろいろ」ほか,各連載や特別寄稿3本も必見(「2022年ノーベル生理学医学賞について」「バイオフォトグラメトリ」「高校生物で“葉緑体の外包膜の起源”をどう教えるか」)。
◎特別寄稿
2022年ノーベル生理学医学賞について(斎藤 成也(国立遺伝学研究所))
バイオフォトグラメトリ -フォトグラメトリによる3Dデジタル生物標本アーカイブ(鹿野 雄一(一般社団法人九州オープンユニバーシティ))
高校生物で“葉緑体の外包膜の起源”をどう教えるか -複数の説が並立する現状と教科書での扱いについて考える(小林 康一(大阪公立大学)/佐藤 直樹(東京大学名誉教授))
◎巻頭グラビア
植食性テントウムシとその食草のいろいろ(片倉 晴雄/藤山 直之/松林 圭/中野 進/鶴崎 展巨)
◎特集:植食性テントウムシの生物学
総論.植食性テントウムシの系統と種分化(片倉 晴雄(北海道大学名誉教授))
1.エゾアザミテントウによるコバナアザミへの局所適応(藤山 直之(山形大学))
2.ヤマトアザミテントウとルイヨウマダラテントウにおける生態的種分化(松林 圭(九州大学))
3.植食性テントウムシの食草の多様性と摂食行動(中野 進(広島修道大学))
4.オオニジュウヤホシテントウ群とニジュウヤホシテントウの核型分化と生殖隔離(鶴崎 展巨(鳥取大学名誉教授))
◎連載
実験観察の勘どころ
今年も先生方の貴重な実践報告を(半本 秀博(放送大学埼玉学習センター))
花粉管の発芽と伸長のダイナミックさを実感するための勘どころ(増田 修一/島村 裕子(静岡県立大学))
高校生物・ワクワク宣言!!
放射相称であるウニ類の体に方向性があった(田畑 清霧(熊本県立済々黌高等学校))
植物を集める!!
[第9回]イチイ(長田 敏行(東京大学名誉教授,法政大学名誉教授))
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